腫れに配慮した親知らず抜歯
WISDOM TOOTH EXTRACTION
CT診断・低侵襲な処置・術後管理により、親知らず抜歯の負担に配慮します
親知らず抜歯では、歯の向き、骨に埋まっている量、神経との距離、炎症の有無などによって、腫れや痛みの出方が大きく変わります。
「腫れない親知らず抜歯」と表現されることがありますが、実際には術後の腫れや痛みを完全になくすことはできません。新宿かえで歯科・形成外科では、術前CTによる診断、ピエゾサージェリー、必要に応じた点滴管理、PRFなどを症例に応じて検討し、できるだけ身体への負担を抑えた抜歯を目指します。
このような親知らずはご相談ください
横向きに埋まっている親知らず
歯ぐきや骨の中で横向きになり、隣の歯を押している可能性がある親知らず。
腫れや痛みを繰り返す
親知らずの周囲の歯ぐきが腫れる、噛むと痛い、膿が出るなどを繰り返している方。
抜歯後の腫れが心配
仕事や予定があり、術後の腫れや痛みにできるだけ配慮したい方。
神経に近いと言われた
下顎の親知らずが神経に近い、難しい抜歯になる可能性があると言われた方。
親知らず抜歯で腫れやすい理由
01
骨を削る量が多い
親知らずが深く埋まっている場合、歯を取り出すために骨を削る必要があります。削る量が多いほど、術後の腫れや痛みが出やすくなる傾向があります。
02
抜歯に時間がかかる
歯の根が曲がっている、骨にしっかり埋まっている、分割が必要な場合などは、処置時間が長くなりやすく、術後症状にも影響することがあります。
03
炎症がある状態で抜歯する
抜歯前から腫れや痛みがある場合、炎症が強く、術後の腫れや痛みも出やすくなることがあります。
04
神経や周囲組織に近い
下顎の親知らずは、下歯槽神経に近いことがあります。神経との距離を確認し、慎重な処置計画を立てることが重要です。
腫れに配慮するための取り組み
CT DIAGNOSIS
術前CTによる立体的な診断
親知らずの向き、根の形、骨に覆われている量、神経との位置関係をCTで確認します。術前に立体的な情報を把握することで、切開や骨削除の範囲を検討しやすくなります。
PIEZOSURGERY
ピエゾサージェリーの活用
症例に応じて、超音波切削器具であるピエゾサージェリーを用います。骨や周囲組織への負担に配慮しながら、必要な部分を丁寧に処置することを目指します。
INFUSION CARE
点滴による薬剤投与
処置内容や患者様の状態に応じて、抗菌薬、鎮痛薬、炎症に配慮した薬剤などを点滴で使用する場合があります。必要性は診断後に判断します。
PRF
PRFによる治癒サポート
採血した血液を遠心分離し、治癒をサポートする成分を含むPRFを作成して抜歯部位に使用する場合があります。適応は症例により異なります。
ご確認ください
- 腫れや痛みを完全になくすことはできません。
- 親知らずの位置、炎症の有無、骨の状態、全身状態により術後症状には個人差があります。
- CT、ピエゾサージェリー、点滴、PRFは、すべての症例で必要になるわけではありません。
- 神経との距離が近い場合、しびれなどのリスクについて事前に説明します。
- 当日の状態によっては、抜歯を延期し、先に炎症を抑える処置を行う場合があります。
抜歯前に確認すること
親知らずの向き
まっすぐ生えているか、横向きか、斜めに埋まっているかを確認します。向きによって処置の難易度が変わります。
神経との位置関係
下顎の親知らずでは、神経との距離が重要です。必要に応じてCTで確認し、リスクを説明します。
炎症の有無
腫れや痛みが強い状態では、麻酔が効きにくいことや術後症状が強く出ることがあります。
全身状態・服薬状況
持病、服薬、アレルギー、妊娠の可能性などを確認し、安全に配慮して計画を立てます。
静脈内鎮静法にも対応しています
抜歯が怖い方、外科処置に強い不安がある方へ
親知らず抜歯に強い不安がある方、処置中の緊張が強い方、難しい抜歯が予想される方には、静脈内鎮静法をご提案できる場合があります。
静脈内鎮静法は、点滴から鎮静薬を投与し、うとうとしたような状態で治療を受けていただく方法です。全身状態や治療内容を確認したうえで、適応を判断します。
治療の流れ
カウンセリング・診査
痛みや腫れの有無、抜歯への不安、既往歴、服薬状況などを確認します。
レントゲン・CT撮影
親知らずの位置、向き、根の形、神経との距離、骨の状態を確認します。
治療計画の説明
抜歯の難易度、予想される腫れや痛み、リスク、費用、術後の注意点を説明します。
麻酔・必要に応じた鎮静
局所麻酔を行います。静脈内鎮静法を併用する場合は、事前説明と当日の体調確認を行ったうえで実施します。
親知らず抜歯
親知らずの状態に合わせて、切開、分割、骨削除などを必要最小限に検討しながら処置します。
止血・縫合
必要に応じて縫合し、止血を確認します。PRFを使用する場合は、症例に応じて抜歯部位に使用します。
術後説明・経過確認
食事、歯磨き、うがい、薬の飲み方、出血や腫れへの対応を説明します。必要に応じて消毒や抜糸を行います。
抜歯後の注意点
強いうがいを避ける
抜歯後に強くうがいをすると、血のかたまりが取れて治癒が遅れることがあります。術後のうがいは指示に従ってください。
飲酒・激しい運動を控える
血流が良くなる行動は、出血や腫れを強めることがあります。術後しばらくは安静に過ごしてください。
処方薬を指示通り使用する
抗菌薬や痛み止めが処方された場合は、指示に従って服用してください。自己判断で中止しないようにしてください。
腫れや痛みのピークを理解する
抜歯後の腫れは、翌日から数日後に目立つことがあります。強い痛みや出血が続く場合はご連絡ください。
メリット
術前にリスクを把握しやすい
CTにより、親知らずと神経・骨の位置関係を確認し、処置計画を立てやすくなります。
処置範囲に配慮できる
歯の向きや骨の状態を確認することで、必要な切開や骨削除の範囲を検討しやすくなります。
不安が強い方にも対応しやすい
静脈内鎮静法を検討できるため、抜歯への恐怖が強い方も相談しやすい体制です。
デメリット・リスク
腫れや痛みが出る場合があります
低侵襲に配慮しても、抜歯後の腫れ、痛み、内出血、口の開けにくさが出る場合があります。
しびれのリスクがあります
下顎の親知らずが神経に近い場合、唇やあご周辺に一時的または長期的なしびれが出る可能性があります。
追加処置が必要になる場合があります
炎症が強い場合、抜歯を延期する場合や、術後に消毒・洗浄・追加投薬が必要になることがあります。
よくある質問
本当に腫れませんか?
腫れを完全になくすことはできません。親知らずの位置や炎症の有無、処置内容によって腫れや痛みは出る場合があります。当院では、術前診断や処置方法を工夫し、できるだけ負担に配慮します。
親知らず抜歯にCTは必要ですか?
すべての症例で必要とは限りません。ただし、下顎の親知らずが神経に近い場合、横向きに埋まっている場合、根の形が複雑な場合などは、CTでの確認が有用です。
抜歯当日は仕事に行けますか?
抜歯の難易度や職種によります。腫れや痛み、出血が出る可能性があるため、難しい抜歯の場合は当日や翌日の予定に余裕を持つことをおすすめします。
静脈内鎮静法を使えば痛くありませんか?
静脈内鎮静法は不安や緊張に配慮する方法で、痛みを完全になくすものではありません。抜歯部位には局所麻酔を併用します。
左右同時に抜歯できますか?
症例や生活予定によっては複数本の抜歯を検討できる場合があります。ただし、食事や腫れ、痛みへの影響もあるため、診査後に適切な計画をご提案します。
親知らず抜歯が不安な方へ
まずは抜歯が必要か、どの程度の難易度かを確認します
親知らずは、すべて抜かなければならないわけではありません。まっすぐ生えて清掃できている場合は経過観察できることもあります。一方で、腫れや痛みを繰り返す場合、隣の歯に悪影響がある場合、むし歯や歯周病の原因になっている場合は、抜歯を検討することがあります。
新宿かえで歯科・形成外科では、レントゲンやCTで親知らずの状態を確認し、腫れや痛みのリスク、抜歯の必要性、治療方法を丁寧にご説明します。抜歯が怖い方、できるだけ腫れに配慮した治療を希望される方はご相談ください。
