イボの除去について
「イボ」は、皮膚から盛り上がって見えるできものを広く表す呼び方です。実際には、ウイルス感染による尋常性疣贅、首などに生じるアクロコルドン、加齢に伴って増える脂漏性角化症など、原因や性質の異なる病変が含まれます。
見た目が似ていても、適した治療方法、保険診療の対象となるか、自費診療となるかは異なります。また、イボだと思っていたものが、ほくろや別の皮膚腫瘍である場合もあります。
新宿かえで歯科・形成外科では、病変の種類、大きさ、数、できている部位などを確認し、電気焼灼、炭酸ガスレーザー、外科的切除などから治療方法を検討します。
診断してから治療方法を決定します
種類を確認します
ウイルス性のイボ、アクロコルドン、脂漏性角化症など、病変の特徴を確認します。
大きさや深さを確認します
皮膚表面だけの病変か、皮膚の深い部分まで広がっている可能性があるかを確認します。
治療後の傷跡も考慮します
顔や首など目立ちやすい部位では、病変の状態と治療後に残る傷跡のバランスを考えます。
イボと呼ばれる主な皮膚病変
患者さまが「イボ」と感じる皮膚のできものには、複数の種類があります。自己判断だけで除去せず、診察によって病変の性質を確認することが重要です。
01
尋常性疣贅
ヒト乳頭腫ウイルスの感染によって生じるウイルス性のイボです。手指、足裏、顔などにできることがあり、表面が硬くざらついて見える場合があります。周囲へ広がったり、治療後に再発したりすることがあります。
ヒト乳頭腫ウイルスの感染によって生じるウイルス性のイボです。手指、足裏、顔などにできることがあり、表面が硬くざらついて見える場合があります。周囲へ広がったり、治療後に再発したりすることがあります。
02
アクロコルドン・スキンタッグ
首、脇の下、胸元などにできやすい、小さく柔らかい皮膚の突起です。衣服やアクセサリーに引っ掛かる、こすれて出血する、数が増えて見た目が気になるといったお悩みがあります。
首、脇の下、胸元などにできやすい、小さく柔らかい皮膚の突起です。衣服やアクセサリーに引っ掛かる、こすれて出血する、数が増えて見た目が気になるといったお悩みがあります。
03
脂漏性角化症
一般に「老人性イボ」と呼ばれることがある良性の皮膚腫瘍です。顔、頭部、体幹などに生じ、褐色から黒色で、表面が盛り上がって見える場合があります。
一般に「老人性イボ」と呼ばれることがある良性の皮膚腫瘍です。顔、頭部、体幹などに生じ、褐色から黒色で、表面が盛り上がって見える場合があります。
04
その他の皮膚腫瘍
ほくろ、粉瘤、線維腫などがイボのように見えることがあります。色や形の変化がある場合には、悪性腫瘍との鑑別が必要になることもあります。
ほくろ、粉瘤、線維腫などがイボのように見えることがあります。色や形の変化がある場合には、悪性腫瘍との鑑別が必要になることもあります。
このようなイボはご相談ください
- 首や脇に小さなイボが多数ある
- 顔のイボが目立って気になる
- 衣服やアクセサリーに引っ掛かる
- 髭剃りや洗顔の際に傷つけてしまう
- イボから出血することがある
- 表面が硬く、ざらざらしている
- 少しずつ大きくなってきた
- イボの数が増えてきた
- 市販薬を使用しても改善しない
- イボなのか、ほくろなのか分からない
急速に大きくなる、繰り返し出血する、潰瘍ができる、色や形が不規則に変化するなどの場合は、早めに医療機関へご相談ください。
当院で行うイボの治療方法
電気焼灼による治療
局所麻酔を行った後、電気メスを使用して病変を焼灼・除去する方法です。尋常性疣贅や小さなアクロコルドンなどで検討します。
病変の種類、数、部位などによって、保険診療の対象となる場合があります。治療後は小さな傷やかさぶたが生じ、皮膚が落ち着くまで一定の期間を要します。
炭酸ガスレーザーによる治療
炭酸ガスレーザーを照射し、病変の組織を蒸散させて除去する方法です。首に多数生じたアクロコルドンや、盛り上がりのある脂漏性角化症などで検討します。
病変周囲への影響を確認しながら治療範囲を調整できる一方、赤み、色素沈着、陥凹、瘢痕などが残る可能性があります。当院で炭酸ガスレーザーを選択する場合は、自費診療となります。
外科的切除
大きな病変、皮膚の深い部分まで広がっている可能性がある病変、診断のために組織を確認する必要がある病変では、局所麻酔を行い、メスで切除する方法を検討します。
切除後は、病変の大きさや部位に応じて縫合します。必要と判断した場合には、切除した組織を病理組織検査へ提出します。
治療方法を決める主な要素
病変の種類
ウイルス性疣贅、アクロコルドン、脂漏性角化症など、診断によって適した治療が異なります。
大きさ・数・部位
1個だけか多数あるか、顔や首か、衣服で隠れる部位かなどを確認します。
病理組織検査の必要性
診断が明確でない病変では、組織を採取して詳しく調べる方法を優先することがあります。
傷跡と再発の可能性
治療方法ごとの傷跡、色素変化、再発、追加治療の可能性をご説明します。
保険診療と自費診療について
イボの治療が保険診療となるか自費診療となるかは、病変の診断、症状、治療の必要性、選択する治療方法などによって異なります。
保険診療となる場合
病気として治療の必要性があり、保険診療で認められている方法によって治療する場合は、保険が適用されることがあります。
病気として治療の必要性があり、保険診療で認められている方法によって治療する場合は、保険が適用されることがあります。
自費診療となる場合
見た目の改善を主な目的とする治療や、炭酸ガスレーザーによる除去を選択する場合は、自費診療となります。
見た目の改善を主な目的とする治療や、炭酸ガスレーザーによる除去を選択する場合は、自費診療となります。
保険適用の可否、治療方法、必要となる費用については、診察後にご案内します。
イボ除去の治療の流れ
STEP 01
診察
イボができた時期、大きさや数の変化、痛みや出血の有無などを確認します。
イボができた時期、大きさや数の変化、痛みや出血の有無などを確認します。
STEP 02
病変の確認
色、形、表面、硬さ、できている部位などを確認し、病変の種類を診断します。
色、形、表面、硬さ、できている部位などを確認し、病変の種類を診断します。
STEP 03
治療方法のご説明
電気焼灼、炭酸ガスレーザー、外科的切除などから、適応となる方法、傷跡、リスク、費用をご説明します。
電気焼灼、炭酸ガスレーザー、外科的切除などから、適応となる方法、傷跡、リスク、費用をご説明します。
STEP 04
麻酔
治療内容や部位に応じて局所麻酔を行います。
治療内容や部位に応じて局所麻酔を行います。
STEP 05
イボの除去
計画した方法で病変を除去し、必要に応じて止血や縫合を行います。
計画した方法で病変を除去し、必要に応じて止血や縫合を行います。
STEP 06
処置後の保護
軟膏や保護材を使用し、ご自宅でのケア方法をご説明します。
軟膏や保護材を使用し、ご自宅でのケア方法をご説明します。
STEP 07
経過確認
傷の治り方を確認します。縫合した場合は、状態に応じて抜糸を行います。
傷の治り方を確認します。縫合した場合は、状態に応じて抜糸を行います。
治療後の経過と注意事項
治療部位を清潔に保つ
治療後は、医師の指示に従って軟膏やテープなどで保護します。強くこすったり、かさぶたを無理にはがしたりしないでください。
紫外線対策を行う
治療後の皮膚は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着が生じる場合があります。傷が落ち着いた後も、指示された期間は紫外線対策を行ってください。
出血や腫れを確認する
少量の出血や赤みが見られる場合があります。圧迫しても出血が止まらない、腫れや痛みが強くなる、膿が出る、発熱がある場合は当院へご連絡ください。
追加治療が必要になる場合があります
病変の深さや範囲によっては、1回で完全に除去できない場合があります。また、ウイルス性疣贅などでは、治療後に再発したり、周囲に新しい病変が生じたりすることがあります。
治療に伴う主なリスク・副作用
痛み・赤み・腫れ
麻酔や処置の影響により、一時的な痛み、赤み、腫れ、熱感が生じる場合があります。
麻酔や処置の影響により、一時的な痛み、赤み、腫れ、熱感が生じる場合があります。
出血・かさぶた
治療部位から出血したり、治癒の過程でかさぶたが形成されたりする場合があります。
治療部位から出血したり、治癒の過程でかさぶたが形成されたりする場合があります。
色素沈着・色素脱失
治療部位の色が一時的または長期的に濃くなる、あるいは白くなる場合があります。
治療部位の色が一時的または長期的に濃くなる、あるいは白くなる場合があります。
傷跡・陥凹
病変の大きさや深さ、体質、治療方法によって、瘢痕や皮膚のへこみが残る可能性があります。
病変の大きさや深さ、体質、治療方法によって、瘢痕や皮膚のへこみが残る可能性があります。
感染
まれに細菌感染を起こし、腫れ、痛み、膿などが生じる場合があります。
まれに細菌感染を起こし、腫れ、痛み、膿などが生じる場合があります。
残存・再発
病変が一部残る、同じ場所に再発する、別の場所へ増える可能性があります。
病変が一部残る、同じ場所に再発する、別の場所へ増える可能性があります。
イボの除去に関するよくある質問
イボは自分で取ってもよいですか?
ご自身で切る、削る、糸で縛るなどの処置は、出血、感染、傷跡の原因となります。また、イボではない皮膚腫瘍の可能性もあるため、医療機関で診断を受けてください。
首にある小さなイボをまとめて除去できますか?
病変の種類や数、治療範囲によっては、複数個を同日に治療できる場合があります。皮膚への負担を考慮し、複数回に分けることもあります。
治療には麻酔を使用しますか?
電気焼灼、炭酸ガスレーザー、外科的切除では、病変の大きさや部位に応じて局所麻酔を使用します。
1回の治療で除去できますか?
小さな病変では1回で治療できる場合がありますが、大きさ、深さ、数、病変の種類によっては複数回の治療が必要です。ウイルス性疣贅は再発することもあります。
傷跡は残りますか?
皮膚に処置を行うため、傷跡がまったく残らないとは限りません。赤み、色素沈着、色素脱失、陥凹、線状の瘢痕などが残る可能性があります。
イボの除去は保険診療ですか?
診断、症状、治療の必要性、選択する治療方法によって異なります。見た目の改善を主な目的とする場合や、炭酸ガスレーザーを選択する場合は自費診療となります。
診察した日に治療できますか?
小さな病変では当日の治療を検討できる場合があります。ただし、病変の数、治療時間、麻酔、病理組織検査の必要性などによって、別日に治療を行うことがあります。
イボだと思いますが、急に大きくなってきました。
急速な増大、出血、潰瘍、色や形の変化がある場合は、別の皮膚腫瘍との鑑別が必要です。ご自身で処置せず、早めに受診してください。
新宿でイボの除去をご検討の方へ
イボは、種類によって原因も治療方法も異なります。見た目だけで判断して治療するのではなく、病変の状態を診察し、必要に応じて病理組織検査も検討することが重要です。
首や顔にあるイボ、衣服に引っ掛かるイボ、数が増えてきたイボ、出血や変化がある皮膚のできものでお悩みの方は、新宿かえで歯科・形成外科へご相談ください。
