シミ・そばかすのレーザー治療

シミやそばかすは、メラニン色素が皮膚に沈着することで目立つようになる色素性病変です。
紫外線、体質、年齢変化、炎症後の色素沈着など、原因や状態は一人ひとり異なります。
当院では、診察によりシミ・そばかすの種類や深さ、範囲、肌質を確認し、
Qスイッチ付ルビーレーザーによる治療をご提案しています。

保険診療の対象となる疾患を除き、シミ、そばかす、ほくろ、入れ墨などは自費診療となります。
レーザー治療は、適応を誤ると炎症後色素沈着、色素脱失、再発、瘢痕などのリスクがあります。
そのため、単に照射するのではなく、診断、照射設定、治療時期、照射後のケアを含めて判断することが重要です。

レーザー治療とは

当院では、Qスイッチ付ルビーレーザーというナノ秒レーザーを用いて治療を行っています。
ルビーレーザーはメラニン色素に反応しやすい特徴があり、シミ、そばかす、黒色・青色の入れ墨などに用いられます。
適切な診断と照射設定で使用することで、色素性病変に対する治療選択肢となります。

一方で、Qスイッチルビーレーザーは強い反応を起こすレーザーでもあります。
皮膚の状態、日焼けの有無、肝斑の混在、炎症後色素沈着のリスクなどを確認せずに照射すると、
色素沈着や色抜けなどの合併症につながる可能性があります。
当院では、診察で適応を確認したうえで、治療内容と注意点を説明してから施術を行います。

18歳以上であっても、20歳未満の方は保護者の方の同席・同意が必要です。

Q-SWルビーレーザー IB103 エムエムアンドニーク社

Q-SWルビーレーザー IB103
エムエムアンドニーク社

このような方にご相談いただけます

  • 顔のシミが目立ってきた
  • そばかすをまとめて治療したい
  • 頬や目の下に細かい色素斑がある
  • 日焼け後にシミが濃くなった
  • レーザー治療が自分に合うか知りたい
  • 他院でレーザー治療を受けたが、再発や色素沈着が気になる
  • 黒色・青色の入れ墨のレーザー治療について相談したい

シミのレーザー治療

シミには、老人性色素斑、炎症後色素沈着、肝斑、ADMなど、見た目が似ていても治療方針が異なるものがあります。
レーザーが適しているシミもあれば、レーザー照射でかえって濃くなる可能性があるものもあります。
そのため、まず診察でシミの種類を見極めることが重要です。

レーザー治療では、見えているメラニンに反応させて色素を薄くしていくことを目指します。
ただし、シミを作るメラノサイト自体が完全になくなるわけではありません。
治療後に日焼け予防を怠ると、同じ部位に同じようなシミが再発する可能性があります。

診断
シミの種類を確認
レーザーに向いているシミか、肝斑などが混在していないかを診察します。
状態によっては、レーザー以外の治療や経過観察をご提案する場合があります。

照射
Qスイッチルビーレーザーで照射
シミの濃さ、範囲、部位、肌質を確認し、必要な範囲にレーザーを照射します。
施術後は赤み、ひりつき、かさぶたが出ることがあります。

管理
照射後のケアと再発予防
レーザー後は紫外線対策が非常に重要です。
日焼け止め、遮光、摩擦を避けるケアを継続し、色素沈着や再発を予防します。

そばかすのレーザー治療

そばかすは、両頬や鼻周囲、目の下などに細かい色素斑が多発する状態です。
遺伝的な要因が関係することもあり、紫外線によって濃くなりやすい傾向があります。
レーザー治療では、目立つ色素に反応させ、そばかすの色調改善を目指します。

治療回数の目安として、シミは2回程度、そばかすは1回程度で変化を確認することが多いです。
ただし、色の濃さ、範囲、肌質、紫外線の影響、施術後のケアによって経過は異なります。
施術後も、状態を確認しながら必要に応じて経過を診ていきます。

治療時期について

シミ・そばかすのレーザー治療は、紫外線量が多い夏場以外の時期をおすすめしています。
近年は紫外線が非常に強く、日焼け対策をしていても照射後の色素沈着や再発が起こりやすい場合があります。
レーザー治療後は、日焼け止めの使用、帽子やマスクによる遮光、摩擦を避けるスキンケアが重要です。

そばかす分類

そばかすは、両頬全域に広がる蝶々型と、目の下を中心に分布するボーダー型に分けて考えることがあります。
範囲や分布により照射範囲が変わるため、料金が異なる場合があります。

そばかす分類 蝶々型とボーダー型
そばかすレーザー治療の症例イメージ

そばかすレーザー治療の概要

治療内容 そばかすに対するレーザー治療
治療回数 1回が目安です。状態により追加照射が必要になる場合があります。
費用 33,000円
麻酔 塗る麻酔を使用してから照射します。
施術後 照射後、1時間ほどヒリヒリした痛みを認めることがあります。1週間程度でかさぶたが取れていきます。
合併症・注意点 一過性の色素沈着、赤み、ひりつき、かさぶた、再発など。日焼け止めを怠ると再発しやすくなります。

照射後の経過

当日
赤み・ひりつき
照射直後は赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。
そばかす治療では、塗る麻酔をしていても1時間ほど痛みを感じる場合があります。

数日
かさぶた形成
照射部位に薄いかさぶたができることがあります。
無理に剥がすと色素沈着や傷あとにつながる可能性があるため、自然に取れるまで触らないようにします。

約1週
かさぶたが取れる
1週間程度でかさぶたが取れていきます。
その後、一時的に色素沈着が出る場合があります。

以後
紫外線対策を継続
再発予防のため、日焼け止め、遮光、摩擦を避けるケアを継続します。
必要に応じて経過を診察します。

施術後の注意事項

  • 照射部位を強くこすらないでください。
  • かさぶたは無理に剥がさず、自然に取れるまで待ってください。
  • 日焼け止めを毎日使用してください。
  • 帽子、日傘、マスクなどで紫外線を避けてください。
  • 照射後に一過性の色素沈着が出ることがあります。
  • 日焼けをすると、同じ部位に再発する可能性があります。
  • 赤み、痛み、水ぶくれなどが強い場合はご連絡ください。

入れ墨のレーザー治療について

ルビーレーザーは、もともと欧米で入れ墨治療のために開発された経緯があるレーザーです。
黒色や青色の色素には反応しやすい一方で、赤色、黄色などの色素には反応しにくく、十分な効果が期待できない場合があります。

入れ墨は病気ではないため、自費診療となります。
また、1回で消える治療ではありません。
機械彫り、手彫り、墨の深さ、色、範囲、肌質によって必要な治療回数が変わります。
治療をご希望の場合は、まず診察で適応と回数の目安、リスクについて説明します。

副作用・リスクについて

考えられる副作用・リスク
赤み・腫れ・痛み
照射後に赤み、腫れ、ヒリヒリした痛みが出ることがあります。

かさぶた
照射後にかさぶたができることがあります。
無理に剥がすと色素沈着や傷あとにつながる可能性があります。

炎症後色素沈着
一時的に照射部位が濃く見えることがあります。
紫外線や摩擦により色素沈着が長引くことがあります。

色素脱失
まれに照射部位の色が抜けて白く見えることがあります。

再発
シミの場合、メラノサイトは残るため、日焼け予防を怠ると同じ部位に再発することがあります。

瘢痕
体質や照射後の経過により、傷あとや瘢痕が残る可能性があります。

よくあるご質問

シミは何回くらいで治療できますか?

シミは2回程度を目安に経過を見ることが多いです。
ただし、シミの種類、濃さ、深さ、肌質、日焼けの有無によって必要回数は異なります。

そばかすは何回くらいで治療できますか?

そばかすは1回程度を目安に治療することがあります。
範囲や濃さにより、追加照射が必要になる場合があります。

夏でもレーザー治療はできますか?

施術自体ができる場合もありますが、紫外線量が多い夏場は色素沈着や再発のリスクが高くなります。
当院では夏場以外の時期をおすすめしています。

レーザー後にかさぶたはできますか?

できます。
照射部位にかさぶたができ、1週間程度で自然に取れていくことがあります。
無理に剥がさないようにしてください。

シミは再発しますか?

再発することがあります。
レーザーで見えているメラニンに反応させても、メラノサイトは残ります。
日焼け予防を怠ると、同じ部位に同じようなシミが再発する可能性があります。

入れ墨は何色でも対応できますか?

Qスイッチルビーレーザーは黒色・青色には反応しやすい一方で、赤色や黄色には反応しにくい傾向があります。
色や彫り方により治療回数や適応が異なるため、診察で確認します。

20歳未満でも治療できますか?

20歳未満の方は、保護者の方の同席・同意が必要です。

シミ・そばかすのレーザー治療をご希望の方へ

シミやそばかすのレーザー治療では、どのレーザーを使うかだけでなく、
そのシミがレーザーに適しているか、どの時期に行うか、照射後にどのように管理するかが重要です。
当院では、診察で状態を確認し、治療回数、費用、リスク、再発予防について説明したうえで治療を行います。