皮膚表面や皮膚下のできもの

粉瘤や脂肪腫などの切除を、保険診療による日帰り手術として行っております。
皮膚の表面にできたしこり、皮膚の下に触れるできもの、少しずつ大きくなってきた腫瘍などが気になる方はご相談ください。

受診いただき診察を行ったうえで、手術が必要と判断される場合は、
手術内容、麻酔、傷あと、術後の処置、通院回数、費用の目安についてご説明します。
内容に同意いただいたうえで、外来手術として予約をお取りします。

手術は局所麻酔を行い、皮膚を切開して腫瘍を摘出します。
摘出後は止血を確認し、必要に応じて縫合します。
手術時間は部位や大きさにより異なりますが、おおよそ30分程度で終了することが多いです。

術後は、ご自身で処置ができる場合は、次回の来院が抜糸日となります。
医師が消毒や創部確認を必要と判断した場合や、ご自身での処置が不安な場合は、
抜糸まで通院していただくこともできます。

抜糸は、指などよく動く場所では術後2週間前後、
それ以外の部位では術後1週間前後を目安に行います。
抜糸後は基本的に治療終了となりますが、傷あとが気になる場合などは、
その後も経過を確認していきます。

このようなお悩みはありませんか?

  • 皮膚の下に丸いしこりを触れる
  • できものが少しずつ大きくなってきた
  • 押すと痛みや違和感がある
  • 同じ場所が何度も腫れる
  • できものから臭いのある内容物が出たことがある
  • 顔、首、背中、耳まわり、腕、指などのできものが気になる
  • 傷あとにも配慮して切除したい
  • 保険診療で相談したい

粉瘤・脂肪腫・皮膚腫瘍について

皮膚表面や皮膚下のできものには、粉瘤、脂肪腫、良性皮膚腫瘍などがあります。
見た目や触った感触だけでは判断が難しい場合もあるため、診察で状態を確認することが重要です。

粉瘤
粉瘤(アテローム)
皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂のような内容物がたまるできものです。
背中、顔、首、耳まわりなどにできることがあります。
炎症を起こすと赤く腫れたり、痛みが出たりすることがあります。

脂肪腫
脂肪腫
皮膚の下にできる、脂肪組織由来の良性腫瘍です。
やわらかいしこりとして触れることが多く、少しずつ大きくなる場合があります。
大きさや部位によっては切除を検討します。

良性
皮膚腫瘍(良性)
ほくろ、イボ、線維腫など、皮膚表面や皮膚近くにできる良性腫瘍があります。
大きさ、形、色、増大傾向、出血の有無などを確認し、必要に応じて切除や病理検査を行います。

粉瘤(アテローム)

粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂のような内容物がたまるできものです。
表面に小さな開口部が見えることがあり、押すと臭いのある内容物が出ることがあります。

炎症を起こしていない粉瘤は、局所麻酔で切開し、袋ごと摘出することで再発リスクを抑えることを目指します。
炎症が強い場合は、まず炎症を落ち着かせてから切除を検討する場合があります。

よくある部位
顔、首、耳まわり、背中、胸、わき、臀部などにできることがあります。
よくある症状
しこり、腫れ、痛み、赤み、臭いのある内容物、繰り返す炎症などがみられることがあります。
治療の考え方
炎症がない時期に袋ごと摘出することを基本に、状態に応じて治療方針を決めます。
注意点
自分で強く押し出すと炎症や感染を悪化させることがあるため、自己処置は避けてください。

脂肪腫

脂肪腫は、皮膚の下にできるやわらかい良性腫瘍です。
痛みがないまま少しずつ大きくなることもあります。
小さいうちは経過観察となる場合もありますが、大きくなってきた場合、
違和感がある場合、見た目が気になる場合には切除を検討します。

手術では、局所麻酔を行い、皮膚を切開して腫瘍を摘出します。
大きさや深さ、部位によって手術時間や傷の長さが変わります。
必要に応じて、摘出した組織を病理検査に提出します。

皮膚腫瘍(良性)

皮膚腫瘍には、見た目だけでは良性かどうか判断しにくいものもあります。
急に大きくなった、色が変わってきた、出血する、痛みがある、形が不整になってきたなどの変化がある場合は、
早めの診察をおすすめします。

良性と考えられる皮膚腫瘍でも、見た目、部位、生活上の支障、炎症の有無などを確認し、
必要に応じて切除を行います。
切除後の組織は、診断確認のため病理検査を行う場合があります。

当院の治療の特徴

特徴 01
形成外科で診察
できものの種類、大きさ、部位、炎症の有無を確認し、切除が必要か判断します。

特徴 02
保険診療で対応
粉瘤、脂肪腫、良性皮膚腫瘍など、保険適用となるできものの切除に対応しています。

特徴 03
日帰り外来手術
診察後に手術内容をご説明し、同意を得たうえで外来手術として予約をお取りします。

特徴 04
傷あとにも配慮
できものを取り除くだけでなく、部位や皮膚の向きに配慮し、できるだけ自然な治癒を目指します。

手術の流れ

STEP 01
診察
できものの状態、大きさ、部位、痛みや炎症の有無を確認します。

STEP 02
手術説明・同意
手術方法、麻酔、傷あと、合併症、術後処置、費用の目安をご説明します。

STEP 03
手術予約
同意いただいたうえで、外来手術として日程を予約します。

STEP 04
局所麻酔・切開
局所麻酔を行い、皮膚を切開して腫瘍を摘出します。

STEP 05
止血・縫合
摘出後に止血を確認し、必要に応じて縫合します。
手術時間はおおよそ30分程度です。

STEP 06
術後処置・抜糸
自己処置が可能な場合は、次回の来院が抜糸となります。
医師の判断により、抜糸まで通院していただく場合もあります。

抜糸・通院の目安

指など動く場所 術後2週間前後で抜糸
それ以外の部位 術後1週間前後で抜糸
術後処置 自己処置が可能な場合は抜糸日まで自宅処置
通院が必要な場合 医師が消毒や創部確認を必要と判断した場合、または自己処置が不安な場合
抜糸後 基本的には治療終了。傷あとが気になる場合は経過を確認

術後の注意点

  • 手術当日は、強い運動や飲酒を控えてください。
  • 創部を強くこすったり、無理に触ったりしないでください。
  • 出血、強い痛み、腫れ、発熱などがある場合は早めにご連絡ください。
  • 医師の指示があるまで、入浴や運動に注意してください。
  • 指など動く部位は、傷が開かないよう安静を保つことが重要です。
  • 傷あとが落ち着くまでには時間がかかります。

費用について

皮膚表面や皮膚下のできものの切除は、保険診療で行います。
費用は部位、大きさ、手術内容、病理検査の有無などにより変わります。

保険診療 粉瘤、脂肪腫、良性皮膚腫瘍などの切除に対応
費用目安 顔の2cm以内の場合、3割負担で5,000円前後が目安です。
注意事項 診察料、処置料、検査料、病理検査料などにより総額は変わる場合があります。

粉瘤の手術について

粉瘤の手術については、日本形成外科学会のホームページもご覧ください。

よくあるご質問

受診した日に手術できますか?

原則として、まず診察を行い、手術内容をご説明したうえで外来手術の予約をお取りします。
炎症の状態や手術枠によって対応が異なります。

手術時間はどのくらいですか?

部位や大きさによりますが、おおよそ30分程度で終了することが多いです。
大きいものや深いものでは時間がかかる場合があります。

痛みはありますか?

手術前に局所麻酔を行います。
麻酔の注射時に痛みを感じることがありますが、手術中の痛みを抑えた状態で行います。

抜糸はいつですか?

指などよく動く場所は術後2週間前後、それ以外の部位は術後1週間前後が目安です。
創部の状態により調整する場合があります。

傷あとが残りますか?

皮膚を切開するため傷あとがまったく残らないわけではありません。
できものの大きさ、部位、体質、術後の経過により傷あとの目立ち方は異なります。

保険は使えますか?

粉瘤、脂肪腫、良性皮膚腫瘍など、医学的に切除が必要と判断される場合は保険診療で対応します。

皮膚表面や皮膚下のできものが気になる方へ

皮膚のできものは、放置して問題ないものもありますが、
炎症を繰り返したり、少しずつ大きくなったり、痛みや違和感が出たりすることもあります。
気になるしこりやできものがある場合は、早めにご相談ください。