口腔粘膜疾患
代表的なものには、口内炎、白板症、扁平苔癬、口腔カンジダ症、粘液嚢胞、外傷性潰瘍、口腔粘膜のただれやしこりなどがあります。
多くは一時的な炎症や刺激によるものですが、なかには経過観察だけではなく、詳しい検査や専門医療機関での診断が必要になるものもあります。当院では、症状の経過や粘膜の状態を丁寧に確認し、必要に応じて適切な医療機関との連携を行います。
このような症状はありませんか?
- 口内炎がなかなか治らない
- 舌や頬の内側に白い部分がある
- 粘膜が赤くただれている
- 口の中にしこりやできものがある
- 舌や粘膜がヒリヒリする
- 入れ歯や歯の尖った部分が当たって痛い
- 唇や舌に水ぶくれのようなものがある
- 口の中の違和感が長く続いている
口腔粘膜疾患とは
一般的な口内炎であれば自然に改善することもありますが、長期間治らない場合、同じ場所に繰り返す場合、白い変化や赤いただれが続く場合、しこりや出血を伴う場合は、単なる口内炎ではない可能性もあります。
口腔粘膜疾患では、見た目だけで診断が難しいこともあるため、症状の経過、痛みの有無、刺激物の有無、全身状態、服薬状況などを含めて確認することが大切です。
当院の口腔粘膜疾患診療の特徴
粘膜の状態を丁寧に確認
刺激の原因を確認
必要に応じて専門医療機関と連携
不安に配慮した説明
注意が必要な症状
一般的な口内炎は時間とともに改善することが多いですが、長期間治らない場合は、刺激や感染、粘膜疾患など他の原因を確認する必要があります。
舌、頬、歯ぐきなどに白い部分があり、こすっても取れない場合は、白板症などの粘膜疾患を含めて確認します。
粘膜が赤くただれている、触ると出血する、痛みが続く場合は、炎症や粘膜疾患の可能性を確認します。
触ると硬い、徐々に大きくなっている、痛みが少ないのに残っているできものは、詳しい診査が必要になることがあります。
歯並び、被せ物、入れ歯、噛み合わせなどにより、同じ場所に刺激が続くと粘膜の傷や潰瘍を繰り返すことがあります。
主な口腔粘膜疾患
口内炎
頬、舌、唇の内側などにできる痛みを伴う炎症です。疲労、ストレス、栄養状態、噛み傷、歯の刺激などが関係することがあります。長引く場合は、他の疾患との鑑別が必要です。
白板症
舌や頬、歯ぐきなどに白い変化が見られる状態です。こすっても取れない白い病変では、経過観察や専門的な診断が必要になることがあります。
扁平苔癬
頬の内側や舌などに、白い網目状の変化や赤み、ただれが見られることがあります。痛みやしみる症状を伴うこともあり、継続的な観察が必要です。
口腔カンジダ症
口の中に白い苔のようなものが付着したり、ヒリヒリ感や味覚の違和感が出たりすることがあります。免疫状態、義歯、薬の影響などが関係する場合があります。
粘液嚢胞
唇や頬の内側に、水ぶくれのような膨らみができる状態です。唾液腺の出口が詰まることで起こることがあり、繰り返す場合は処置を検討することがあります。
外傷性潰瘍
歯の尖った部分、合わない入れ歯、被せ物の段差、噛み傷などが原因で粘膜に傷ができる状態です。原因となる刺激を取り除くことが重要です。
診療の流れ
症状が出た時期、痛みの有無、変化の大きさ、繰り返しているか、喫煙習慣、服用中のお薬、全身疾患の有無などを確認します。
舌、頬、歯ぐき、唇、上あごなどを確認し、白い変化、赤み、潰瘍、しこり、出血、刺激の原因がないかを診査します。
歯の尖った部分、被せ物の段差、入れ歯の不適合、噛み傷、乾燥、清掃状態など、粘膜に影響する要因を確認します。
原因となる刺激を調整したり、症状に応じた処置を行ったりします。必要に応じて、一定期間の経過観察を行います。
病理検査や専門的な診断が必要と判断される場合は、口腔外科や大学病院などの専門医療機関をご紹介します。
症状が改善しているか、再発していないかを確認します。粘膜疾患によっては、定期的な経過観察が必要です。
受診を先延ばしにしない方がよい理由
口内炎だと思っていた症状が、実際には入れ歯や歯の刺激による慢性的な傷であったり、白板症や扁平苔癬などの粘膜疾患であったりすることもあります。
長引く症状や繰り返す異常は、早めに確認することで、原因に応じた対応を行いやすくなります。
早めに診査するメリット
原因を確認しやすい
不安を軽減しやすい
専門的な検査につなげられる
注意点
ご理解いただきたいこと
見た目だけで診断できない場合があります
自己判断で薬を使い続けないことが大切です
専門医療機関をご紹介する場合があります
日常生活で気をつけること
また、同じ場所に傷ができる場合は、歯の尖った部分や被せ物、入れ歯が原因になっていることがあります。違和感が続く場合は、早めにご相談ください。
歯みがきやうがいにより、口腔内を清潔に保ちます。痛みがある場合は、刺激しすぎないよう注意します。
香辛料、熱い飲食物、アルコールなどがしみる場合は、症状が落ち着くまで控えることをおすすめします。
入れ歯の縁や歯の尖った部分が粘膜を傷つけている場合は、調整が必要です。
口内炎やできものが長く続く場合、自己判断せずに診査を受けることが大切です。
よくある質問
口内炎はどのくらい治らなければ受診した方がよいですか?
目安として2週間以上改善しない場合、同じ場所に繰り返す場合、しこりや出血を伴う場合は受診をおすすめします。
白いできものがあります。こすっても取れません。
白板症などの粘膜疾患の可能性も含めて確認が必要です。見た目だけでは判断できないため、早めに診査を受けてください。
口の中のできものは院内で取れますか?
できものの種類、大きさ、場所によります。院内で対応できる場合もありますが、病理検査や専門的な処置が必要な場合は、連携医療機関をご紹介します。
痛みがない場合でも受診した方がよいですか?
痛みがなくても、白い変化、赤いただれ、しこり、出血、長引く違和感がある場合は、早めの診査をおすすめします。
入れ歯が当たって口の中が傷になります。
入れ歯の縁や噛み合わせが粘膜を刺激している可能性があります。無理に使い続けず、調整をご相談ください。
